
協業の決め手はアンカレッジの”寄りそう心”――同じ気持ちで「人」に向き合ってくれる彼らと仕事がしたいと思えた本当の意味での”サポート”とは
本立寺にて副住職を務める中島様。一般企業でお勤めされたご経験も踏まえながら感じていた「経営」と「人」の課題。正しくお寺を運営するためにやるべきこと、より深く人に寄り添うためにできることは何か。そんなお考えの中、アンカレッジとの出会いで生まれた価値や感じていただけたメリットについてお話しいただきました。
お寺が向き合うべき”課題”
感じられた”課題”を具体的にお伺いしてもよいでしょうか。
やはり”寺院運営の継続性”というところが大きかったです。人口減少、後継者不在、墓じまいによる檀家さんの減少、葬儀・法要の略式化、これは年を経るごとに速度を増していった印象ですし、私が当寺を担うのはさらにこれから未来の何十年です。当時非常な危機感を感じたことを覚えています。
例え話ですが、当時は“船に乗って、その乗組員の役割は決まっているのに、行き先がはっきりと定まっていないような感覚’’をずっと持っていました。
課題を踏まえて、実際に副住職としてお仕事を始められてからどのようなことに取り組まれましたか?
方針を決めるためにまずは”現状確認”から行いました。何にどのくらいお金と人を投資しているのか、どんな仕事がどのような流れで行われているのか、様々なものの可視化と整理を行いましたね。
そうすると、以下のポイントが見えてきました。
● 法要の頻度や参加される人数など規模が徐々に減少していたこと
● 寺院護持のためには、設備などハード面の定期的な修繕は必須で想像以上の支出を余儀なくされること
● このままだと想定より早くお寺の経営が苦しくなること
今後、より多くの人にお寺としてのお付き合いをしていくために、例えば、自前で広告を出して一般墓の販売に注力してみる、永代供養墓の導入を検討してみる、など様々な施策を考えては頭を悩ませていたのですが、そんな時にアンカレッジさんと出会いました。
ビジネスパートナーを超えた
”仲間”としてのアンカレッジ
アンカレッジとはどのような協業関係にあるのでしょうか?
分業体制を敷く形でサポートをしてもらっています。タイムリーな接客や集客など”営業”に関することをお任せして、私は法要をはじめとした法務(本来の役割)に集中することができています。
アンカレッジの印象はどうでしたか?
企業でありながらとても仏事に積極的、ハイブリッドな存在だと思いました。有り体に言えば「商売じみていない」ですかね(笑)
「お墓を売りたい」ではなく「困っている人を助けてあげたい、穏やかな日常を過ごさせてあげたい」という気持ちが伝わってきたことがとても印象深く残っています。そこが最も共鳴し、かつ私の考えるお寺ビジョンにマッチしたと振り返りながら考えております。
解消された”孤独感”、協業のメリットとは
アンカレッジと協業する経緯と生まれたメリットについて教えてください。
お寺にいらっしゃる方々の接客対応や問い合わせの対応など、実務面でのサポートも厚かったですが、私にとっての最大のメリットだったのは、あらゆることに対して共感を得ながら一緒に取り組んでくれる点でしたね。檀家さんが今後減っていくことが予想される点については先ほども触れましたが、こういった課題に対して自分なりに考えている対策・アクションについて販売の専門家として意見をくれます。それでいて何かにチャレンジする際は必ず一緒に頭を悩ませて、背中も押してくれます。これまで感じていた、何でも自分がやらねばという”孤独”から抜け出せたのはアンカレッジさんのおかげですね。
ありがとうございます。他にもメリットはありましたか?
そうですね。樹木葬を契約される方々は信仰宗派がなかったり、これまでお寺との接点がなかったり、などさまざまな価値観をお持ちです。そういった方々とお寺を繋いでくれる役割をアンカレッジは担ってくれています。我々がこれまでお会いしたことがないような方とご縁があった際にも、アンカレッジのスタッフが根気強く丁寧に応接して安心感を与えてくれるので、小さなご縁が未来に繋がる縁へと成長していくイメージを持つことができています。
(左)株式会社アンカレッジ 天野
今のお話しについて、アンカレッジ側でも意識していたことはありましたか?
矢島: これも副住職と一緒に樹木葬を運営し、副住職との会話の中で学んできたことではありますが、樹木葬をご契約いただく方々が「平穏な日常を取り戻し、こころ安らかに過ごすためにはどうすればいいか」を常に念頭に置くようにしています。その前提があるので、大切なパートナーであるお寺との取り組みは前のめりになりますし、お寺に常駐している当社スタッフも人一倍熱意を持って業務を行っています。そういったところを中島副住職にもご評価いただけているのかなと思います。
過去のご自身に向けた”アドバイス”
樹木葬の販売から5年、過去のご自身にどのようなアドバイスをされますか?
お寺での仕事が”何倍も楽しくなるよ”と伝えたいですね。当初の想定よりも調整ごとは増えたので、これまでの過程は決して楽ではなかったですが(笑)
新しい価値観を持った人々を受け入れるために何ができるか、少しでも穏やかな日常を過ごしてもらうために何ができるか、をアンカレッジと二人三脚で考えていく。本当の意味で「人」と向き合うことができていると思います。

まず、副住職の自己紹介をお願いいたします。
日蓮宗の本立寺副住職の中島です。2010年に僧籍を取りまして今の仕事を始めたので、かれこれ15年目になります。もともと大学で”人的資源管理”を学んだあとに三菱電機に新卒入社しまして、総務部で「労務管理/職務環境改善」などの切り口で一通りの仕事を経験させていただきました。
当時、実家(=お寺)のことはあまり考えていなかったのですが、時折お寺や住職が抱えるいくつかの課題に触れる瞬間がありました。そこがきっかけとなって、最終的には”お寺に戻り自らがその課題に向き合う”ことを決意しました。